はいさい！りんりんでっす

今日はヘビの赤ちゃんが生まれるまでのお話をば。


↑は今年自宅のコーンスネークが産んだ卵が孵化したときのお写真。

実はここ数年、自宅で飼育してるコーンスネークがお年頃になったので、毎年コーンスネークの産卵・孵化を自宅で堪能するという贅沢をしているのですが、実はヘビの繁殖は種類によって時期ややらなきゃいけないことなど色々と違いがあるんです。

たとえば、我が家のコーンスネークは何をしなくても春先に繁殖期を迎え、交尾から約30日後のGWあたりに産卵、そこから60日くらいたった夏に孵化します。繁殖期前に母ちゃんヘビにたんとご飯を食べさせて万全の状態にしてあげたら、産卵後の卵の湿度さえ気をつけてあげれば大丈夫。とっても楽ちんなヘビさんなんです。


↑我が家の今年生まれの子たち♪全員元気に育っております★

一方、スタッフKが飼育しているあるヘビは、温かい沖縄の冬を冬と認識してくれないので、一定期間温度を下げて人工的な冬を体験させてあげないと繁殖期に入らないんだそうです。ヘビの冬のためにワインセラーを利用しているそうです。

本来コーンスネークも冬を経験して繁殖期に入るものなのですが、ペットとしての歴史が長く、そのへんもだいぶ寛容になっているようです。とはいえ、ヘビにも個性があるので、全てのヘビがそうであるというわけではなく、中にはちゃんと冬が必要な子もいるみたいなので、うまくいくかどうかは結局の所、飼い主さん次第という。

ちなみにハブは春に交尾をし、夏のはじめに産卵、夏の終わり頃に孵化をするので、春～夏のお腹に卵を持っているメスは気性が荒くなるようです。お母ちゃんとしては、お腹の子供が大事ですからね。むやみに近づかないようにしてあげてくださいね
パイソンのたぐいは冬に繁殖期を迎えます。
マムシのように卵ではなく子供を生むヘビもいますし、沖縄のヒメハブは中身の透ける半透明な卵を産卵し、産卵から1～2日のうちに孵化します。


↑ヒメハブの孵化(昔の資料より)

ひとえにヘビといえど、その生活サイクルや生まれ方は多種多様なんです。だからオモシロイ！

いずれはハブ公園のすべてのヘビさんたちが自然と同じように産卵・孵化のサイクルまでできるように頑張っていきたいと思います！